
Assetto Corsaでは当方の環境(3画面・3840x1024)で現実に即したFOVを追求していくとどうしても計器類が画面から外れてしまいます。それを解決するには追加モニターで計器やタイム等を表示することがもっとも手軽な方法でしょう。
しかしメイン画面に集中すると、リアルタイムで情報が欲しいシフトタイミングやシフトポジションが若干見難いのが問題です。
この問題を解決するためには必要な情報の輝度を上げるのがいいのでは、ということでAssetto Corsaのフォーラムに掲載されていた
Arduino Dash Meter (要ログイン)を導入する事にしました。
Arduino(アルデュイーノ)とは
一言でいうと「初心者でも簡単に扱えるマイコンボード」です。さまざまなセンサー類を繋ぐことによりデジタルやアナログでのインプット、アウトプットが可能です。
参考資料 最近話題の『Arduino』とは一体何なの?何ができるの?まとめ
http://ideahack.me/what-is-arduino/
■必要なハードウェア
・マイコンボード
SainSmart UNO R3 (買ったのは保護ケース付です)
・メーター表示部
8X Seven Segments Display + 8X Key + 8X Double Color LED Module for Arduino
・接続用ジャンパーピン
40 x 10cm 4" Male to Male Jumper Wires Ribbon Cable for Breadboard / Arduino
【注意】上記は取引先がすべて異なります。そのまま注文するとばらばらに届きますのでご注意ください。「Free Shipping」と表示がある以外の商品は送料も個別に掛かります。
自分の場合は送料をケチって時間を掛けました。3~4週間程度は見ておいたほうが良いです。ちなみに全部で3,500円でおつりがくる程度だったと思います。
■ソフトウェア
Arduino IDE(プログラムを本体に書き込むソフトウェア)
公式サイトから無料でダウンロードできます。
http://www.arduino.cc/en/Main/Software
【重要】Arduino Dash meterを使うに当たって注意点
最新版(1.6.4)ではエラーが出て本体に書き込めないので
前バージョン(1.0.6)を使用してください。
■導入手順(概要)
1. Arduino IDEをインストールする
ハードウェアを接続する前にインストールを済ませておきます。
2. マイコンボード(SainSmart UNO R3)を接続する
ドライバーが正常にインストールされた後に接続するとシリアルポート(COM n)での
接続と認識されます。デバイスマネージャーを開きnの値を控えておきます。
3. SainSmart UNO R3 に書き込む
スケッチ(ArduinoDash.ino)をダウンロードして、
\Arduino\libraries に入れておきます。
4. Arduino IDE(ソフトウェア)を起動
COMポート(n) とマイコンボードの種類(この場合はArduino Uno)を選択します。
ArduinoDash.inoを選択してチェックボタン(検証)の後に
マイコンボードに書き込み(→)します。
5. 以下の図に従って慎重に接続してください(特に電源とアースは間違えないように注意)
画像クリックで拡大します
6. メーター表示部 のボタンを押すと割り振られた情報が表示されます。
7. Assetto Corsa の
assettocorsa\apps\python に acSLI フォルダを入れます。
8. Assetto Corsa でacSLIにチェックを入れて起動して走行すれば
Arduino Dash meterが動き出します。導入お疲れ様でした。
自分はデフォルトでボタン2のラップ数+ギア+周回可能数を表示させてマルチに臨んでいます。見やすいし雰囲気も最高ですw
先日開催されたニュル2時間耐久レースでも、不具合無く動作し大変重宝しました。それほど高価な代物でもなく、導入後の満足感も高いと思います。気になる方はチャレンジしてみてください。
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